【配信開始】Planet Traveler feat. 初音ミク

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名盤
あとがき

Planet Traveler feat. 初音ミク

完全に失念していたのですが(申し訳ありません>関係者各位)雪ミク 2020 の公式コンピレーションアルバム「Planet Traveler feat. 初音ミク」が、2023 年 2 月 1 日より、KarenT から配信開始されました。

https://karent.jp/album/3462

雪と郷愁をテーマにしたアルバムで、全体的にしっとりめの曲が多いです。 millstones はトラック 4「ファースト・ステップ」の作編曲・作詞を担当しておりました。 今聴き返しても、結構いい曲だなと思います。

CD 販売当時もツイートしたんですが、これは名盤です。 内心、CD 限定にしておくには惜しいと思っていたので、配信でアクセスできるようになって嬉しく思っています。

あとがき

せっかくなので当時を思い出しつつ、あとがきらしきものを書いておこうかな。 この曲は 2019 年の秋口から年末にかけて作ったもので、本業の繁忙期とガッツリかぶっていたのを覚えてます。 出張先に個人のノートパソコンを持って行って、ホテルでせっせとデモを作っていました。 この頃は多分まだ前のメインマシンである MacBook Pro(2013/15 インチ)を使ってたはずで、よくあれ持ち歩いてたなぁと思います。 Kontakt のライブラリとかがガッツリ詰まってる SSD と一緒に出張してて、壊さないか結構ヒヤヒヤしたものです。

郷愁

郷愁・ノスタルジーがテーマの一つになっているのですが、この曲では「故郷を懐かしみつつも、新しい未来に一歩踏み出そう」、という形での表現になっています。 もうちょっと落ち着いた曲調にした方がよかったかなとも思ったのですが、初号デモを担当者の方に出したタイミングで、落ち着いた雰囲気の曲を作る参加者の方が多いということだったので、そのまま進めさせてもらいました。

制作について

この曲以外で使ってないのですが、実は私は鏡音リン・レン V4X のライセンスを持ってます。 2016 年ごろに作って未公開のまま 7 年ぐらい塩漬けになってる曲があるんですが、当時それに使おうと思って買ったものです。 買ってから 3 年ぐらい経ってようやく別の形で日の目を見たわけですが、その後また 3 年以上寝かすことになります。よくないね。

Ableton Live で制作したのですが、Live は MIDI をエクスポートしてもテンポオートメーションを書き出してくれないという仕様があり、ピアプロスタジオに MIDI データを持っていくのに苦労した覚えがあります。 最終的に曲のテンポチェンジを一時的に切って、音価を伸ばしてからバウンスしたものを使っています。

サビは結構凝ったコードワークしてますね。「かき消されてしまわないように」のあたりとか、やっぱりどこか一箇所フックになるようなコードを入れたいというのはあります。

あと、ホーンセクションは Live ではなく Logic の Studio Horns を使っています。これはめちゃくちゃ良かった。ポップスのブラスはこれで十分だなと思いました。

制作上で印象に残ってるのはこんなところでしょうか。

まとめ

いろいろ能書きを垂れましたが、全トラック聴き応えのあるの素晴らしいコンピレーションアルバムですので、ご利用の配信サービスでぜひ聴いてみてください。